伝統工芸の旅(兵庫県三木市)

こんにちは。ものづくりサポートコーチの稲垣です。

少し前ですが、兵庫県三木市にいってまいりました。
三木市は古くから金物の町として知られており、「三木金物」のブランドを確立するほど全国的にも有名です。
特に利器工匠具、手引のこぎりの全国シェアは約12.9%(2020年工業統計調査)となっています。

日本における金物の歴史は古く、約1,300年以上前の奈良時代に遡ります。
当時の日本では、農具や家屋の建築などに金物が使われていました。
金物は、金属を加工して作られ、家屋や生活において必要不可欠な存在でした。

三木市が位置する兵庫県は、古くから鉄製品の産地として知られています。
特に播磨地方は、鉄鋼業が盛んであり、その中心地として栄えてきました。
このような地理的・産業的な背景から、三木市周辺でも金物の製造や販売が
行われるようになったと考えられます。

三木市や周辺地域では、伝統的な金物製造業者や鍛冶職人の存在が知られています。
彼らは、鉄を熟練した技術で加工し、金物製品を作り出してきました。
これらの職人たちは、古くからの技術や工法を守りながら、
金物の製造や修理を行ってきました。

また、三木市周辺の金物店は、地域の需要に応えるためにさまざまな金物製品を
取り扱ってきました。
建築や工業、農業など様々な分野で必要な金物が提供され、地域の発展に
貢献してきました。

現代では、新しい技術や製造方法が導入され、金物製品の製造や販売も進化しています。
兵庫県三木市の金物業者は、伝統的な技術と現代のニーズを組み合わせ、
高品質な金物製品を提供しています。

総じて言えることは、兵庫県三木市の金物の歴史は、地域の鍛冶職人や
金物業者の努力と技術の結晶であり、地域経済や文化に深く根付いているということです。

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