働き方による従業員の幸せ

コロナ禍にあってあなたの会社でもテレワークが推進、あるいは指示されているのではないでしょうか?

これまでにテレワークとエンゲージメントの関係性や従業員の幸せに関する内容をお伝えしておりますが、この度パーソル総合研究所からはたらく人の幸せに関する調査結果が出ておりましたので紹介させていただきます。

この調査でははたらく人の幸せ因子、不幸せ因子としてそれぞれ7つ設定し、全国の就業者3000人を対象にアンケートを実施しております。

それによると、テレワークで働いている人は、出社して働いている人に比べて働く幸せの実感やはたらく幸せ因子が有意に高い傾向にありました。
また、「不快空間因子」や「評価不満因子」といった不幸せ因子が有意に低い傾向も見られました。

この結果から、テレワークでは各々が仕事のしやすい環境を作って、ある程度の自分の裁量(ペース)によって仕事を進め、成果を上げられていることが推察されます。

オフィスにいると上司からの指示や呼び出し、部下からの相談、他部門、お客様からの問い合わせなど突発的な対応が発生してなかなか仕事がはかどらないときがあります。
私も仕事に集中したいときは場所を変えて静かな環境でやったりしておりました。環境が変わることで気分もリフレッシュできて効率も上がっていたような気がします。

一方で20代のテレワーク実施者では、出社して働いている人との差は他の年代に比べて見られないものの、幸せ因子では「チームワーク因子」、「他者貢献因子」、不幸せ因子では「自己抑圧因子」、「オーバーワーク因子」、「疎外感因子」が悪い傾向にあることが示されました。

仕事の裁量が小さくチームメンバーとともに仕事を行うステージである20代では、テレワークでの仕事はチームメンバーとのコミュニケーションが取りづらく、仕事への貢献感を感じにくくなって不満感が発生するものと推察します。


20代の部下を抱えるマネジャーは、テレワークを指示する際に、コミュニケーション取る頻度を高めて部下の相談にのったり、業務上の知識、スキルの習得機会を与えることで改善が図れるのではないでしょうか?

あなたはテレワークを指示した部下にどのようなサポートが行えますか?

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