「コーチング」は万能か?

スポーツの分野で活用され、いまや企業の人材育成や子育て、様々な場面でのコミュニケーション向上にコーチングが取り入れられております。

どんな場面でもコーチングが有効かに思えますが、残念ながらそうではありません。

あなたはコーチングを使って誰かを良い方向に向かわせようとしたときに何かしっくりこない、習った通りにやったのに全然前に進まなかったという経験はありませんか?

基本的にコーチングは課題や問題に対して前向きに取り組もうとしている相手に有効なツールなのです。


例えば、仕事に対してまったくやる気のない部下に対して「君はどうありたいの?」や「今の課題はあなたにとってどんな意味がある?」と聴いても恐らく部下からは何も返ってこないと思います。

また、新入社員や新人に対しては、たとえやる気がみなぎっていたとしても「その問題は何があれば解決できる?」と聴いてもやはり何も返ってきません。

なぜでしょうか?

答えの引き出しを持っていないからです。

やる気のない部下に対しては、まず心に寄り添い話を聴くこと(カウンセリング)、新入社員や新人に対しては、技術を教え、経験を積ませ、引き出しを増やさせること、いわゆる「ティーチング」が有効なのです。


あなたは、あなたが今思っている相手に対してどういう存在でありたいですか?

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