従業員が幸せを感じるためには?

前回は個人が幸福感を感じるためにはどうしたらよいかをお伝えしました。

では、組織の中で従業員が幸せを感じるために管理者としてどうしたらよいか。

従業員がやりがいを持って仕事に取り組めるような、仕事を行った先にあるものを見出せることが重要になってきます。エン・ジャパンの調べによると、仕事に対する感謝の言葉や成果を認められることが仕事のやりがいにつながるというアンケート結果になっております。マズローの欲求段階説でいうところの承認欲求が満たされると、さらに上位の欲求である自己実現欲求を満たす行動が生まれて自発的な活動が生まれます。


ところが近年ではなかなか仕事に意義を見出せなくなってきております。

この要因としては、会社の大規模化や分業化によって個人の仕事が結果にどのようにつながっているのかが見えにくくなっていたり、単調な作業となってしまっていることで充実感を感じることができなくなっているためです。

仕事への意義を見出す方法としては、3C(Connection, Community, Cause)の要素があります。

Connection(つながり):仕事上でのつながりが感じられること

Community(コミュニティ):連帯感(共同体意識)が感じられること

Cause(理念):明確かつシンプルで分かりやすい言葉で繰り返し伝えられていること

仕事がどんどん分業化され、各個人がどのように会社に貢献できているのかが見えにくくなっているからこそ、管理者は会社の理念や目標を分かりやすい言葉でシンプルに伝え、各個人の仕事とどのようにリンクしていて、ゴールがどこなのか両者でイメージが共有できるまで話し合うことで、認められている感覚が従業員に生まれ、自発的な活動が引き起こされるのではないでしょうか?

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